俺と結婚した後で、またお父さんができたって喜んでた。
その結婚した翌年に、俺の両親と嫁さん連れて温泉に行ったのよ。
俺たち夫婦は一泊だけ、両親は腰の悪い親父の療養もかねて一週間程泊る予定でさ。
けれど親父は一泊しただけで、腰の痛さに音をあげて帰るとか言い出して超不機嫌に。
自宅では、ほぼ毎日のように鍼灸や整体にかかってたのに、
ここにいたらそれが出来ないから不安だし、動けなくなるのが心配だからと。
親父は昔から超我が儘で超亭主関白なところがあって、
ちゃぶ台ひっくり返す星一徹がそのまんま飛び出して来たようなもん。
「朝飯喰ったらもう帰る、すぐ帰る、俺は腰がこんなに痛いのに
なんで早く支度しないんだ、早く勘定してタクシーを呼んでもらえ」と
言いたい放題。
お袋は何十年とその状態を我慢してきたわけで、
ぶつくさ言う親父に対してショボーンとしていたみたいだけれど
俺はさんざん見続けて来たそんな光景が嫌で一人、隣で出発の仕度をしていたの。
未だに幼少期の刷り込みかトラウマか知らんけど
ヘタレな俺は親父に対してがっと言えないのよ。
嫁さんが「私、お義父さんにちょっと言い過ぎちゃったかも」って言うんで
何言ったの?って聞いたら
「お義父さん、お義母さんにそんなに怒っちゃだめでしょう、
腰が痛いのはわかるけれど、お義母さんだって温泉楽しみに来てたんだよ!
どうしてもっとお義母さんに優しく言ってあげられないの!
お義父さんはガミガミ言っちゃだめ、もっとお義母さんいたわって!」って。
それ聞いて、なんか急にぐっときてさ、
俺こいつと結婚してホンッとに良かったなと思った。
そんだけ。
嫁、親父さん、お袋さんは楽しい旅行じゃなかったんだな。
さて、嫁さんはその瞬間おまいと同じように結婚して良かったと
思ったかな?
もし「自分とヨメの両親」の話に置き換えて考えたら
普通に「せっかく連れてきてやったのに感じ悪。あのオヤジムカつく」
と心で思って不機嫌にはなるけど、
義母の立場になって義父に説教(?)するなんて自分はできない。
いいヨメさんだと思うなぁ。
そのカミさんは結婚して良かったと思うからこそ
旅行の時、親父さんにちゃんと言ったんだと思う
ただ、だからこそあえて、
>>ヘタレな俺は親父に対してがっと言えない
この部分に対して、>>265は苦言を書いたんじゃないかな?
色んな背景や状況があるんだろうけど
お前さんもそろそろ、親父さんに対して
きっぱり意見を言えるようになってもいいと思うよ
相手を立てつつ、でも意見は言うって感じでさ
今回の事で、幸せを感じつつ、カミさんから学ばないとね
あぁ 結婚してよかったなぁと思った瞬間2
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1109761742/
コメントする